Amazonのすごい会議
要約
- 会議には4つの種類があり、会議の種類によってやり方を変えるべきである。
- 意思決定会議
- アイディア出し会議
- 情報伝達会議 (→Amazonでは減らす方向に向かっている。)
- 進捗管理会議
- 会議には資料が不可欠であり、良い会議は良い資料から。
- 良い資料とは?
- 会議の趣旨・目的が書いてあること
- 少ない労力で読めること
- いつ誰が読んでも正確に読み取れること
- 資料の分量の目安
- 簡単な報告は1枚
- 大掛かりなプロジェクトは6枚
- 資料の書きかた
- Power Pointは禁止。Wordでしっかりとした文章で資料を作ること。スライドでは、言葉を省くことが多いため、疑義が生じる。
- 結論ファーストで書くこと
- 文章は短く書くこと
- 会議の際に心がけること
- 会議招集の時点でアウトプットのイメージを持つこと。(出席者が会議を出るときにどういう状態になっているかを意識すること)
- ブレインストーミングの会議
- ホワイトボードを活用する。出席者の集中力も上がる。
- クイックアンドダーティでアイディアの量を確保すること。
- 綺麗な回答<荒削りのアイディア
- 会議を催す上で意識すべきこと
- ビジネスは全て数字でできている。数字で表せないことはあり得ない。よって、指標(KPI)を設定すること。
- 自己満足で会議を開いてはいけない。
- 会議をすること自体が目的ではない。会議は目的を達成するための手段であり、手段が目的化してはならない。
- 出席者を減らす方向を考える。
- 会議の最初にゴールを設定すること。
- p.s.
- PDCAを一週間で回す。日本はPDPDになってしまう。
- One on Oneの機会を増やすこと。アメリカではマネジヤーと週に1回話している。
- 会議に呼ばれたけで仕事をした気になってはならい。アウトプットに貢献しないと、参加した意味はない。
感想文
入社当時の私は、出席する会議の数が極端に少なかった。そのため仕事をしている気があまりしなかった。一方で最近では出席する会議も増え、時間に追われることで仕事をしたという満足感を持っていた。つまり、会議を主催・会議に参加することで仕事をしているという充実感を得ていた。
そのような中で、「Amazonのズゴイ会議」という本を読んだ。この本では、ビジネスパーソンが多くの時間を割く「会議」について、外資系企業のAmazonで働いた経験を基に読者にそのあり方を説いている。例えば、一口に「会議」と言ってもその種類は4種類(意思決定・アイディア・情報伝達・進捗管理)あることが記載されている。特に印象的だったのは、会議のアウトプットを意識して会議を主催・参加することが重要であることだ。そうすれば会議の質も向上するし、そもそも無駄な会議を開いたり、参加することも減るだろう。
今後は、自分が会議を主催する場合は、その会議のアウトプットをイメージして会議招集をすることを意識しようと思う。また、会議に参加する場合は、その会議のアウトプットに貢献できるように発言、質問をすべきだと思う。仮に、貢献できないようであればそもそも参加を控えた方がよい。こうすることで、会議の絶対数は減少するだろうが、間違いなく1つ1つの会議の質の向上を見込める。無駄な会議に参加して仕事をした気になる、つまりアウトプットがゼロなのだから、その時間で他の仕事に取り組みアウトプットすべきである。
多くの時間を割く会議の位置付けについて今一度、振り返ること。そして仕事のアウトプットにつながる会議かを吟味すること。